10/10 鬼怒川上流ダム群巡りツーリング

参加台数:2台 / ルート

10月に入っても停滞する秋雨前線。今回のツーリングは つくばの250さんによるプランですが、せっかくの三連休も前半は雨模様。本来なら日曜開催だったスケジュールも翌日の月曜開催に変更しての決行となりました。

ツーリング当日、最初の予定より1時間前倒しされた朝8:00に集合場所の東北道・蓮田SAに到着したものの、合流車両は無し。

結局、自分1台のみで東北道を北上して宇都宮ICから日光宇都宮道路に分岐した地点に差し掛かると、見覚えのあるNinja250と合流。

早速それぞれのインカムを繋いで日光道を走り、土沢ICで一般道に出ます。上空は曇り空ですが、時折晴れ間も覗く天気。R121からR461を進んで最初の休憩地点、セブンイレブン今市豊田店に到着。

コンビニ前に2台を並べて、ドリンク片手に休憩しながら写真撮影。新たにNinjaに装着されたアクラのスリップオンサイレンサーは外観のスタイルも良く、音も上質な低音で好感度UPなカスタムに仕上がってます。

時刻もそろそろ10時になるので、コンビニを出てからは最初のダム手前にある「道の駅 湯西川」に向かいます。

R461から再びR121に入り、そのまま国道を進む事1時間。途中で鬼怒川を横断して山間部を進んで行くと、目的地の「道の駅 湯西川」に到着。

駐輪場は既に満車だったので、誘導された出口付近に2台を停め、早速この日に乗る予定の水陸両用バスの運行状況を見に行くと…「本日運休」の貼り紙!

でも受付には人の姿が見えたので、事情を尋ねてみると「バスの車輛故障の為、午前中は運休しました。」との事。

今はメンテナンス中なので、修理が完了すれば午後から再開できるそうです。それでも午後便の出発は13:15。まだ2時間以上あるので、先にバイクでここから一番近い「湯西川ダム」を見に行こうという事になり、一旦 道の駅を出ます。

目の前のトンネルをくぐって新興住宅地を通過して工事中の橋の手前を左に迂回して斜面を登って行くと途中で水上バスっぽい形の車輛とすれ違いつつ、僅か10分足らずで「湯西川ダム」に到着。

ダム周辺や資料室の中を見てると「スタンプラリー」の用紙が置いてあります。どうやら周辺4ヵ所のダムでスタンプを集めると「ダムカードフォルダー」を入手できるらしい…。

つくばの250さんの話では、今日は時間が許せば4ヵ所全部廻るそうなので、おもむろに用紙に最初のスタンプを押して資料室を出ます。

そのまま管理事務所を訪ね、ダムカードも貰うと再び「道の駅 湯西川」に戻ります。

道の駅に戻ってみると、時刻は11:30。まだバイクは満車なので再び出口付近に駐車。さっき貼られていた「本日運休」の紙は剥がされていて、外には先程すれ違ったバスの姿!確認の為に受付に聞いてみると、「修理が完了しましたので、午後便からは通常運行します♪」との事。

予約が埋まる前に早速、申込み用紙の「乗船名簿」に記入して代金を支払います。

その時の説明では13:15迄に受付前に並んで、ダムに着いたら「1班」の枠で見学して下さいとの事。

無事に予約もできたし、空腹になったので隣の食堂で昼食にしようと移動すると、メニューには久々のダムカレー♪

つくばの250さんは普通盛りの「川治ダムカレー」を、自分は大盛りの「湯西川ダムカレー」を注文。運ばれて来ると、それぞれ色違いのダムカードが添えられてます。

お約束のシズル感撮影を済ませてからダムカレーを食べましたが、連結したかのように並べてみると結構な差がありますね…。

昼食を終えて外に出ると、時刻はまだ12:15。集合時間までまだ1時間もあるので、最初に道の駅に来る直前に見えた「五十里(いかり)ダム」を見て来よう!と、再びバイクで出る2台。この日は「道の駅 湯西川」を拠点に動き回ってる感覚です。

R121を戻る方向に走ると、またも僅か10分で「五十里ダム」に到着。管理事務所や駐車場の造りは狭い感覚ですが、居心地も良くて資料室も充実しています。そしてスタンプラリーには2つ目のスタンプを押して、ダムカードも戴きました。

のんびり周辺を散策していたら時刻は12:40。そろそろ道の駅に戻ります。

R121を湯西川に向かって道の駅に戻ると、この日初めて駐輪場に停められました!バスの出発まであと20分なので、身仕度を済ませてチケット片手にバス乗り場に並びます。

13:10。まずは送迎バスの乗車が始まり、二人で乗り込みます。この便で移動する乗客全員乗り込んだ所で走り出すバス。道の駅を出てトンネルをくぐり住宅地を抜けて…って、最初にバイクで通ったように斜面を上って到着したのは最初に訪ねた「湯西川ダム」。

自分達はこの日2度目の再訪。送迎バスを降りた乗客一同はここで3つの班に分かれます。自分達は1班なのでバスを運転してた運転手さんをガイドに先導されながら湯西川ダムの堤防上を歩き、関係者用エレベーターの入口に入ります。

エレベーター前には見学時に着用が義務付けられてる国土交通省のロゴ入りヘルメットがあって、見学者全員が着用した所でエレベーターへ。

見学者を乗せたエレベーターで地下に降りると、コンクリートの地下通路を歩きます。途中でガイドさんにダムの説明を受けながら歩きますが、この湯西川ダムは国内で最新のダムだそうで、完成したのは2012年。本体着工が2008年だったので僅か4年で完成させた事になります。

更に説明を受けながら通路を進み、ダムの外に出て振り返るとそこは堤防の下。ダム周辺の写真を撮ってると、後ろから2班の一行が追い付いて来たので再びエレベーターで堤防上へ。

ヘルメットを戻して堤防上を歩いて戻ると、乗って来た送迎バスの前に水陸両用バスが停まっていて、ここからは水陸両用バスで「湯西川ダックツアー」の始まりです!

直ったばかりの水陸両用バスの撮影をして、予約時に指定された席に乗り込むと運転手さんが代わり、女性のガイドさんの案内で出発します。走り出す水陸両用バス。バイクでは進入できない専用道路に入ると大きく右にターン。ダム湖に進入する停車位置に一旦停まると、ノリのいいガイドさんの「3・2・1・GO~!」という合図で湖に向かって発進!

水しぶきを跳ね上げながら湖に進水する水陸両用バス。ここからは遊覧船として湖の上を進んで行きます。

ガイドさんの話では、湖の岸壁に鹿や月の輪熊が居る事もあるそうです。

バスの中では湖から見える岸やダム堤防の風景を撮ってダム湖の中をひと回り。約20分の遊覧を終えると、再び陸上に出て湯西川ダムを通過して「道の駅 湯西川」へ。

道の駅に戻ると時刻は14:40。バイクのエンジンを始動して、3つ目の「川治ダム」に向かいます。R121を南下して五十里ダムの脇を通って県道23を右折。トンネルをくぐって道なりに進むと右手にダムを見ながら管理事務所前を通過して堤防上を越えた所にバイクを停めて「川治ダム」に到着です。

2台のバイクを停めた場所は「日光市 川治ダム資料館」の前。ダムカードは管理事務所側にあるだろうと、バイクを置いたまま川治ダムの堤防を歩いて戻ります。このダムは「アーチ式コンクリートダム」なので、堤防が緩やかに湾曲した造りが特徴。

高さもかなりあるので、堤防上からダムを見下ろすと迫力ある写真が撮れます。撮影しながら歩いて管理事務所に到着し、インターホン越しに訪ねると職員さんがダムカードを持って下りて来てくれました。

3枚目のカードを手にして再び堤防上を撮影しながら歩いて戻ると、そのまま資料館の中へ。

1Fは売店ですが、2Fと3Fは展示スペースになってます。2Fの入口にはスタンプラリーのスタンプがあったので、ここで3つ目のスタンプを押します。

室内はダム関連の展示スペースですが、月の輪熊の剥製まで展示してました!

その他、3Fには川治ダムのジオラマ展示や鬼怒川上流ダム群連携施設のポスターが貼ってあって、川治ダムと五十里ダムが地下で繋がっていて互いに水を融通し合ってる様子が良く解ります。

資料館の見学を終えると15:30。残った最後のダムは「川俣ダム」のみ。ここまで見て来た湯西川ダム,五十里ダム,川治ダムは近い範囲にありますが、川俣ダムだけは離れた場所に位置してます。

県道23を西に向かって走る2台。空は雲に覆われて気温も下がり始める中をひたすら直進するだけですが、川俣湖の入口にある「川俣ダム」の駐車場に到着したのは16時。

川俣ダムの管理支所に通じる「瀬戸合峡遊歩道入口」のゲートは時間に合わせて目の前で職員の人が閉めてしまったので、ゲートの裏側にあるトンネル入口のインターホンで連絡してみると「バイクならそのままトンネルの中を走って来ていいですよ。」と、意外な返事。

バイクを始動させてNinjaを先頭にコンクリートの薄暗いトンネルを下りて行くと管理支所の前に到着。

出て来てくれた職員さんに、既に3つのスタンプが押されたスタンプラリー用紙を手渡すと「ここで待ってて下さい」と伝えられ、しばらく入口前で待機。

再び職員さんが出て来ると、川俣ダムのダムカードと最後のスタンプが押されたスタンプラリー用紙とダムカードフォルダーを持って手渡してくれました。

時間ギリギリだったけど、これで4ダム巡りはコンプリート♪

せっかくなので管理支所前からの川俣ダムを撮影して、再びトンネルを戻ります。この後はプランの候補にあった大笹牧場を通って夕食に行く事になり、ヘルメットをクリアシールドに替えて出発。県道23を戻って県道169に入ります。

バイクで牧場に近付くと少しずつ標高が高まるので、だんだん涼しくなって行きます。時間的にはまだ17時前ですが曇っていると日没も近く感じます。

16:50に大笹牧場に到着しましたが、売店は閉店作業中。立ち寄ったトイレにまで♪蛍の光が聞こえて来て、すぐに売店のシャッターも下りてこの日は営業終了。自販機のホットコーヒーで休憩しつつ、遠くの羊をバックにバイクの写真を撮影。

ここでは20分程休憩してから宇都宮市街に戻ります。

大笹牧場を後にして霧降高原道路を進んでみると更に涼しさが倍増!さすがに標高1300mもあると夏用のメッシュジャケットでは涼し過ぎます…。更にだんだん辺りが暗くなる中、霧が出て来て視界も悪くなって来ましたが、ペースはゆっくりなのでNinjaのテールランプを追いながら一般道に下りて来ました。

そこからは日光ICを入って日光宇都宮道路を走り、一気に宇都宮ICへ。

高速を出てR119を直進すると県道2を右折して、休憩の為に立ち寄ったのはセブンイレブン宇都宮若草店。

ここで10分程休憩しがてら、つくばの250さんがこの後に向かうレストランに予約を入れようとしますが、連絡取れず…。

取り敢えずもう近くまで来ているので、県道2から10分程で「ナポリの食卓 宇都宮西川田店」に到着。

時刻は18:40。駐車場は三連休最終日の賑わいはあるものの、運良くバイク2台を並べられるスペースが残っていたので控え目に寄せ合って駐車。

店内に入ると意外と座席数も多かったので、待たずに案内して貰えました。

メニューはお奨めの「4種のディナーセット」の中から「シンプルミラノ(税抜¥1296)」をチョイス。

シズル感撮影を交えつつ、次々と運ばれて来るピザ&パスタ。

ここのオーダーはピザ食べ放題なので、こちらが止めない限り定期的にランダムに運ばれて来ます♪

パスタを完食後も、互いに満腹になるまでピザを食べ続けながらの話題は次回のツーリング。千葉県の地図を広げながらルートを協議し、次回もつくばの250さんの意向を反映させる形で、10月後半開催を目指してプランを詰める事になりました!

夕食を終えて外に出ると既に20:50。この近くで給油すべく県道2を南下。

最初に見えたセルフスタンドに入ると、R7のみ給油して高速走行に備えます。

一般道で帰るつくばの250さんは無給油で帰宅できる距離なので、写真撮影のみ。

給油後は2台で県道2を進み、県道71との交差点で左右に別れて解散。

北関東自動車道の壬生ICから東北道と外環道を走って帰宅しました。

今回のダム巡りは参加人数こそ少なかったものの、スタートを1時間早めた事が効果的な作用をもたらし、結果的に4ダム全てに立ち寄る事ができました。

そんな達成感を噛み締めながら走った夜の東北道は、秋を感じるには充分な涼しさになって来たと思います…。


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