6/3 さいたま探訪ツーリング

参加台数:3台 / ルート

参加メンバー (敬称略)

{ R7・つくばの250・さとみん }


初夏の陽気に誘われて6月最初に開催したのは、かなりマニアックな「さいたま探訪ツーリング」。今回のネタもつくばの250さんと協議を進めて選んだ行き先です。

最初の目的地が上尾市なので、集合に便利な圏央道内回り・菖蒲PAに朝9時に到着するも、ここでは合流者無し。

予定通り9:20を過ぎた頃に つくばの250さんが待つ最初の目的地・「上尾市北部浄水場」に向かって出発すると、僅か15分程で浄水場周辺に到着。

入口を探して浄水場の周りをゆっくり一回りすると、隣りの墓地の木陰につくばの250さんを発見!

まだ時間も早いので2台のバイクを墓地前に停めて周辺を撮影している内に10時になったので、バイクで浄水場の敷地に入ります。

この日は上尾市北部浄水場の見学会

ホームページでそのお知らせを見たつくばの250さんの希望をプランに組み入れて、訪ねて来たのでした。

NinjaとR7を管理棟前に停めて受け付けで記帳すると、浄水場の案内ビデオを見ます。

10分程の水道の役割を説明した内容で、日常の生活で当たり前のように使用している水の大切さを教えてくれます。

ビデオ上映が終わると職員の方と外に出て、施設を案内して貰いながら説明を聞きます。

上尾市では近くの河川から取り入れるよりも深井戸から取水ポンプで汲み上げる方式がメインのようで、ろ過材断層のサンプルも展示されてます。

その横にある ろ過機で浄水された水を飲んでみましたが、冷たくてクセのない美味しい水でした♪

敷地の入口には災害時に給水車で運び出す為の装置もあって、この日は見学会の為か蛇口が取り付けてありました。

その後、浄水場内部にも入りましたが、どこまで撮影できるのか曖昧だった事もあったので撮影は控え、大きな貯水タンクが中と外にもあって職員の方が丁寧に説明して下さいました。

飲める水を常に確保しておくには水道水の水質管理や、水不足にならない為の水量にも気をつけていなければならない苦労を改めて考えていると、つくばの250さんが職員の方と水道について熱く語り始めます。

どうも以前から水関係に詳しい人だとは思ってましたが、飛び交う専門用語に舌を巻いた職員さんから「本職の方ですよね?」と見抜かれたつくばの250さんは嬉しそうに「今度は下水道の見学ツーリングをやろう!」と、張り切っていたのが印象的でした…。

(本当にやりそうだね? 付き合うよ♪)

ひと通り浄水場の見学を終えた2人は最後に貯水タンクをバックにバイクの記念撮影をして、昼食に向かう為に上尾市を後にしてインカムを繋ぎ、羽生市に向かって北上を始めます。

ここで東北道で行くか一般道で行くか相談しましたが、高速だと早過ぎてお昼の混雑時に到着してしまうので時間調整がてらGoogleナビ頼りの一般道でR122を中心に進みます。

走行中のナビ画面にはLINEの通知も表示され、羽生PAの昼食合流を目指すメンバーの書き込みも信号待ちで読めます。

そのメンバーとは2年前の10月に1度だけハーレー・XL883で参加した事のあるさとみんさん。

1度きりの参加で、その後バイクを手放してブランクもありましたが、連絡は絶えず取り続けていました。

そのさとみんが5月に再びバイクを手にする事になったので今回は誘っていましたが浄水場には間に合わず、羽生を目指す事になったのでこちらも誘導しながらの移動を続け、12:20頃に羽生PAの裏道に到着。

この羽生PAの上り側は2013年の12月に「鬼平江戸処」という時代劇風の町並みに改装され、人気スポットになった為か一般道から来ても車やバイクの駐車スペースが確保されているという有り難い造りになっています。

バイクはこのフェンス内の駐輪場に停められるので、早速2台を停めて羽生PAの中に入ります。

外からフェンス越しに見える大八車を横目に瓦屋根の入口から入ると、そこは鬼平犯科帳の世界。

建物の造りから些細な小道具までこだわっていて、鬼平好きには堪らない観光スポットです。

「本所深川」と名付けられたフードコートを進むと、やはりお昼時の時間帯なので混雑しています。

取り敢えず12:50ぐらいまで畳張りのベンチに腰掛けて、つくばの250さんに休憩してもらいがてら自分は周辺の撮影をしてみました。

東北道の本線から入ってこの光景を見ると江戸時代のテーマパークのようです♪

時刻は13時になり、撮影と散策を終えて「軍鶏鍋・五鉄」の4人掛け席を確保してしばらくすると、羽生合流を目指して駆け付けたさとみんさんが到着!

2年振りの再会になりましたが、これでメンバーは3人。早速自分達の席に案内して3人で五鉄の料理を注文します。

券売機のボタンで食券を買い、自分とつくばの250さんは劇中にも出て来た五鉄の定番メニュー「しゃも鍋定食」、さとみんは「炙りしゃもつけ麺」。

早速シズル感撮影を経て食べ始めます。しゃも鍋は鶏肉を溶き卵に浸けて食べるすき焼き風の食感で、鬼平の劇中に出て来る食事のシーンを再現しているようでとても美味しく戴けました♪

3人で食事しながらの雑談をした後は食後の散策。外は日射しが強めで暑さを感じる程だったので自販機で買った冷たい飲み物を飲みながら歩き、売店を覗きつつお土産を物色。

店内のモニターでは鬼平犯科帳のDVDが流され、キャラクター商品も豊富に取り揃えられてます。

それぞれお土産も購入したので、ここで鬼平江戸処を出てバイクの所に戻ってみると、NinjaとR7の隣りにさとみんの赤いバイクが並んでいます。

車種はホンダ・レブル500。

Divineメンバーの数少ないホンダ車ですが、ETCやUSBソケット、スマホホルダーの快適装備は装着済みで、足付きも良く取り回しも軽くて、さとみんの話ではコーナーが曲がり易くて車体との一体感があるとか。

いいバイクを選びましたね!これからも大切に、沢山走りましょう♪

という事で、ここからは高速区間。羽生ICから岩槻ICまでの僅かな距離ですが、3台で一緒に走ります。

羽生PA周辺の側道から羽生ICに入り、料金所を通過しようとすると、つくばの250さんがここでまさかのETCカード期限切れ!?

スペアのカードは有るものの入口ではチケットを受け取って入り、出る時にスペアのETCカードを提示すればOKとの説明をインカム越しに聞いたので、そのまま3台で東北道の本線へ…!

先頭をR7で走り、続いてさとみんのレブル、最後尾にNinjaという隊列で進みます。晴天で暑かった日射しに高速の風は快適。ミラー越しに映るレブルのペースを確認しますが、さとみんも慣熟走行。それでも制限速度付近のペースや車線変更でも普通に付いて来れるので、1年近いブランクはあっても勘は取り戻している様子です。

これならツーリングで何処に行っても大丈夫!

その後、東北道の岩槻ICの料金所まで来ると、つくばの250さんのカード処理で一旦停まり、ここからは再び一般道での移動。

ナビを頼りに大宮方面を目指し、到着したのは鉄道博物館。

敷地に入るとバイク用の駐輪場も完備されていて、早速3台を並べて撮影。

時刻はまだ15:10。身支度をして博物館のエントランスに向かいますが、駐輪場からは意外と歩きそう。

3人で壁沿いの通路を歩きながら、ふと壁の向こうを見るとスケールダウンされたミニ列車が走って行くのが見えます。

そこには小さな汐留駅も…。

エントランスに着くとまだ暑いので、入館前に一旦休憩する事にして、アイスキャンディー&ドリンク休憩♪

そこでひと息ついて家族連れで賑わうエントランスに入館すると、中は冷房が効いていて快適。

チケットを購入して最初に向かったのは1階の車両ステーション。

ここには現役を退いた車両が沢山並べられていて、蒸気機関車や電気機関車、新幹線や特急列車が幾つもあって、その半数以上の車両の中に入る事ができます。その規模は敷地の差もありますが前回訪ねたホンダコレクションホール以上。出来るだけ全部見て歩いて内部の撮影もしているとスマホのバッテリーが危うくなりそう…。

しかし実際に昔の電車に乗ってみると、懐かしさや使われていた当時の味わいを感じる事ができて、つい長居してしまいます。

今の電車にあるような冷暖房が装備される以前の車両は天井が高くて広いのが印象的です。

0系新幹線は運転席に入る事ができて、コックピットからの眺めがこちら。計器類が並び、上の四角いのがスピードメーターのようです。

客室の窓はパネル展示スペースになり、洗面所やトイレはそのまま保存されてます。

他にも旧式の車両が展示され…、

こちらの緑色の新幹線は200系。

客車の方は冷凍みかん付きのワゴンまで再現されてますが、何となくシュール…。

外に出るとオール2階建てのE1系もあって、その隣りの2両はランチトレインという食堂車をテーマにしたレストラン。

再び建物内に入り、エスカレーターで吹き抜けの2階に上がると側壁沿いに年表とその当時の模型の展示。

東武鉄道の「けごん」やブルートレインの模型も。

そして2階の吹き抜けの上から1階の車両ステーションを見下ろした全景は圧巻!

2階のフロアを更に進み、ステンドグラスに見入っていると、背後からつくばの250さんとさとみんの呼ぶ声。どうやら広い室内で鉄道ジオラマの模擬走行タイムが始まるようです。

客席に3人で座ると、目の前に広がるジオラマを操作すると同時に係のお姉さんが解説しながら次々と模型の電車を発車させて行きます。

それに合わせて照明の色も変わり、走る電車の室内もライトアップ。そして最後は夜景の映像。幻想的で良く出来たジオラマショーでした。

鉄道ジオラマの部屋を出て、同じ2階フロアの隣りの部屋は鉄道文化ギャラリー。こちらも3人で入りましたが、この中は撮影禁止。鉄道に因んだ映画や音楽に関する物の展示で、ポスターやレコードジャケットが壁一面に展示されていたので著作権の関係でしょう。

個人的に鉄道関係の曲ですぐに思い付くのはレイルウェイ・ララバイと目蒲線物語だったりするんですがどちらも展示されておらず、さとみんに話しても解らないと言うので、YouTubeから引っ張ったリンクをLINEのグループトークに貼っておきました♪

文化ギャラリーを見物して次に入ったのはコレクションギャラリー。

ここは鉄道マニアにはお宝が集まった部屋です。

中には実際に車両に取り付けられていたヘッドマークや駅のプラットホームにあった駅名プレートや備品、昔の鉄道模型なんかも置いてあって価値あるコレクションでした。

2階フロアの突き当たりと、その真上の3階突き当たりの部屋は科学ステーション。車両の動力原理を解り易く展示していて、車輪やブレーキや信号機の仕組みを学ぶ事ができます。

3階の科学ステーションの外には屋上への階段があって、上ってみるとそこはパノラマデッキ。

目の前に本物の新幹線のレールがあって、実物の車両が猛スピードで走り去る様子が見られます。

専用の展望台には時刻表まで貼ってあり、そのダイヤの通りに通過する新幹線のシャッターチャンスを狙えるので、間もなく閉館を知らせる蛍の光が流れる中、つくばの250さんのシズル感カメラに撮影を託し、左右両側から同時に迫る2台の新幹線を撮って貰った作品がこちら!

パノラマデッキを後にしてついでに3階の新幹線デッキという所にも行ってみました。

閉館間際で誰も居なかったけど、ここは窓越しの新幹線を眺めながら食事が楽しめるスペースのよう…。

次回来る事があったらゆっくり寛いでみようと思います。

最後にエレベーターで1階まで下り、売店にも立ち寄りましたが時間の関係で何も買わず、18時の閉館と共に駐輪場に戻ります。

地元のさとみんは今回ここまでで帰宅になるので、最後に記念撮影をしてお別れ。

その後、つくばの250さんと夕食に向かいますが、予定を変更してすぐ近くにある「しゃぶ葉 西大宮店」へ。

夕食の混雑時に到着したので、第2駐車場に2台を停めて店内に入ります。

店内は意外にも待たずに座れたので、二人共初めて注文する 握り寿司付きのしゃぶしゃぶ食べ放題メニューを注文。

昼間、鬼平江戸処で食べてからそんなに間が空いてなかったはずですが、気付けば寿司どころか肉も次々と追加注文していて、結局また満腹になるまで飲み食いを続けてました。

次回以降の予定についても話しが進み、キャンプネタと神奈川方面という2つの方向で大まかな流れを確認し、この日はここで解散。

しゃぶ葉の前の17号バイパスをそれぞれ、つくばの250さんは北へ、自分は南に別れて帰路に就きました。

この日はさいたまを舞台とした社会科見学になりましたが、久々に復帰した さとみんさんの参加もあって楽しく走れました!

関東もしばらくは梅雨空になりそうですが、梅雨の晴れ間を狙いつつまた走りに行きましょう!


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