8/14 富士・風穴巡りツーリング

参加台数:5台

連日30℃超えの8月。今回のツーリングはまだ行った事のない富士山周辺の風穴巡りです。元々このプランの発案は紅白R1さんによる物でしたが、まだ先導や詳細ルートを考案するだけのスキルに不安があるとの事でしたので、詳細は自分が仕上げて決行となりました。

ツーリング当日、天気は朝から薄曇り。それでも数日前から天候と渋滞の予測はしていて、この日なら問題なしと決めていたので予定通り中央道の石川PAに向かいます。

走ってみると案の定、お盆休みの帰省やUターンのタイミングから絶妙に外れた日なのでいつもより交通量も少なく、石川PAに到着しても珍しく混雑はありません。

しばらく待っているとMVアグー豚さんが到着。続いてR750さん、たちばなさんも到着して、最後に紅白R1さんが来た所で5台で出発。次の目的地、談合坂SAに向かいます。

ここから前回のひまわりツーリングと同様、皆で中央道を走りますが今回の上空は曇り空。でも考え方次第では強い直射日光を受けずに済むし、涼しくて過ごし易いツーリング日和です。雨が降る気配もなく交通量も少な目だったので、予定より早く談合坂に到着。

ここでしばらく休憩してから、またも前回と同じスタンドで給油します。ついでに同じように撮影しましたが人数は前回の半分。このまま再び中央道の本線を走ります。

MVさんとインカムを繋ぎ、再び5台で中央道を西へ進んで大月JCTから河口湖方面へ。途中に見えるリニアモーターカーの実験線の下を通過して、富士急ハイランドが見える頃には雲の隙間から日射しも見えて河口湖ICに到着。

ここから一般道のR139を更に西へ進み、3月に行ったほうとう不動の前を通過して到着したのは富岳風穴

今回立ち寄る最初の風穴で、到着と同時にバイク5台停められるスペースが空いたのでそこに置かせて貰い、早速身軽な装備で入口に向かいます。

売店の横から樹海の中に入る形で森の中を進んで行くと、周囲は昔の富士山噴火時にできた溶岩による横穴や、その上の倒木にまで苔が生えていて空気も新鮮です。

しばらく進むと富岳風穴の入口があって、券売機でチケットを買ってからいよいよ風穴へ。

地下に下りる石の階段を進んで行くと途中からいきなり涼しくなり、風穴内に入ると天井の岩からは冷たい水が滴り落ちて来ます。

天井は低くなってる部分もあって、油断してると頭をぶつけそうな洞窟ですが入ってすぐに氷の壁があり、撮影しながら更に進むと昭和30年頃まで実際に使われていたという天然冷蔵庫が展示されてました。

その先に進むと行き止まりですが、壁一面に青白く光る「珪酸華(けいさんか)」という光苔(ヒカリゴケ)が粒状の細かい光を発しています。

風穴の中もひと通り見学できたので洞窟の入口まで戻って地上に出ると、次はすぐ隣の鳴沢氷穴に向かいます。

樹海の中を徒歩で20分歩く行き方もありますが、バイクで行こうという事になり、一旦駐車場へ。

5台のバイクを発車させてR139を少し戻った所に鳴沢氷穴に折れる道に出ますが、行きに通って来た時よりも混雑していて辺りは大渋滞!

今回のツーリングは初めて通るルートもあったので、実は3日前に事前の下見はしてあります。

なのでこの先の入口にバイク置き場があるのは知っていたので意を決して後続に合図を送り、車の列の横を通って一気に鳴沢氷穴の入口へ。

入口まで来ると幸いバイク置き場はまだスペースが空いていたので、5台を停めてチケットを購入します。

この鳴沢氷穴は富岳風穴に比べて明らかに来場者が多く、氷穴入口まで40分待ちと言われましたが、そのぐらいなら時間に余裕があります。

売店裏まで続く行列に並んで世間話でもしながら少しずつ進んで行きますが、氷穴に下りる階段入口に着いてもまだ先は長い…。

少しずつ歩き、やっと洞窟に入るとやはり天井は低く、更にしゃがまないと進めない程狭い通路もあります。

洞窟の先に進むと石垣のように積まれた氷の壁や氷柱もあって、行列に沿って進む内にいつしか一回りして再び入口に向かう階段に戻ります。

意外と短い行程だったなと思いながら地上に戻ると時刻は12時。

風穴&氷穴の探検も予定通り終えられたので、次は昼食に向かいます!

行きに走ったR139の途中で素通りした県道71を入り、青木ヶ原樹海の中を南下。両側を原生林に囲われた一本道を進みますが、いつの間にか日射しが出ていて明くるなってます。

樹海の中を15分程走ると、道の右側に展望スペースを兼ねた駐車場があったので、ここで少しだけ立ち寄って記念撮影する事に。

晴れていれば背後に南アルプス連峰が見える位置だそうですが、まだ雲が残ってます…。

撮影を終えたら富士宮市の食事処「ゆぐち」に向かいます。専用駐車場の広さで選んだお店ですが、ここは14時で一度閉めてしまうので、それに間に合うタイミングで到着する必要があります。

ところが県道71を南に進んで行くと、だんだん霧が出て来て辺りはすっかり真っ白!完全に視界を塞がれる程ではありませんが霧に包まれなからの走行を楽しみながら進んで行くと、ようやく富士宮市に入ります。

霧も晴れて県道71から再びR139に合流し、住宅地の中を抜けて「ゆぐち」に到着した時にはまだ13時前でしたが、広いはずの駐車場は車で一杯!

どこに停めるか迷っていると、お店の方が出て来てくれてお店の入口側に停めていいという事になったので、5台のバイクを敷地に詰め込み、外で名前を記帳して呼ばれるのを待ちます。

外で待ってる間に「こちらに記入しておいて下さい」とメニューと注文書を渡され、それぞれの分を書いておきます。

その後10分足らずで店内のカウンター席に案内され、事前に書いておいた注文書を渡すと効率良く目の前で調理が始まります。

その後、先に出来上がったのは皆が頼んだ焼きそば。続いて最後に自分が頼んだお好み焼きが来ました!

朝から何も食べずにここまで来ていたので大盛りを頼みましたが、それは驚異的な大きさ!しかし空腹が幸いして普通に完食できました♪

昼食を食べ終えて外に出ると、次はバイクも満腹にさせる為、住宅地を抜けてR139沿いのスタンドで給油。ここからは富士山の南面を横切る県道180の「富士山スカイライン」を走ります。

山道のワインディングを駆け上がると少しずつ標高が高くなり、給油から30分程走った所にある西臼塚駐車場で一旦休憩します。

標高1240m。場所的にはどうやら二合目の辺りに来ているようです。

ここで10分程の休憩がてら、参加車輌の写真を撮ってみました。

撮影休憩を終えると再び富士山スカイラインを走り始めます。この県道180は途中から県道23に変わり、峠道が終わって一直線の下り区間を過ぎると左側には陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地の正門。その先の交差点を左折して北上して行くと、左側に広がる富士演習場を見ながら直進。更に進むと突き当たるのはR138の箱根裏街道。

このR138を左折して山中湖方面に向かいますが、この辺りから交通量が増えて渋滞しています。ペースを落としながら須走の交差点を折れて山中湖に通じる峠道を越えると、R413に突き当たる旭日丘のT字路。

正面の山中湖を見ながら右折して進むとここからは湖を見ながら走り、4月の終わりに当時のZ250さんと立ち寄ったセブンイレブンに到着。ここでしばらく休憩です。

ここまでの区間は丸1時間休まず走って来ましたが、既に時刻は16時。10分程の休憩後は道志みちを走りますが、ここで所用の為たちばなさんが離脱。ひと足先にお帰りです。

その後、休憩を終えた4台で道志みちをフリー区間として道の駅どうしまで走ります。交通量の多さは覚悟していましたが、先に進むと意外と流れていたので30分程で到着。お盆休みのせいか夕方の時間帯のせいか、駐輪場のバイクもいつもより少なめです。

ここは昨年から何度も来ている場所。すっかりお馴染みの休憩ポイントなのでドリンク休憩と撮影を済ませたらそろそろ出発準備です。ヘルメットのシールドをクリアに替えて更に道志みちを進みますが、今回は津久井湖方面ではなく宮ケ瀬湖方面に向かいます。

途中の渋滞を抜けて県道64に折れて短い山道を登って宮ヶ瀬湖の「ふれあいの館」の駐車場に到着した時には上空は夕焼け空。夕陽をバックにバイクを撮ると、最後の難関・ヤビツ峠に向かいます。

4台で県道64の虹の大橋を渡って県道70のヤビツ峠に入ると、ここもフリー区間です。後続の3台に進路を譲って日没直後のヤビツ峠に入ります。

最初にMVアグー豚さんが先行し、R750さん、紅白R1さんに続いてR7の順で進みますが、こんな狭い峠でも普通に対向車が来るので減速してすれ違う間に先行したMVさんだけが離れて行き、途中からは3台一緒に走る形に。

だんだん暗くなるヤビツ峠。ここには野生動物も居るので、時間的に出て来てもおかしくありません。

日没から40分程で昨年10月に立ち寄った売店前に到着すると、何と先に着いてたMVさんが野生の鹿の撮影に成功したらしく、更に近付こうと思ったら逃げて行ってしまったそうです。

R750さんからは「鹿だけに仕方ない」との名台詞も戴けましたので、4台を並べて記念撮影。ここからは峠道を下りて行きます。

再び自分の先導で峠を進んで行きますが辺りはもう真っ暗!街灯も設置されていないので、ヘッドライトの上下を切り替えながら慎重にヤビツ峠を出ると緩やかな市街地を抜けて、県道71から東名・秦野中井ICを入ります。全員無事に東名に乗った事を確認すると早速渋滞していたので、解散地点の海老名SAまでフリー走行で走ります。

自分とR750さんが先に駐輪場に着くと間もなく紅白R1さん、MVアグー豚さんも到着。

東名の本線上はまだ渋滞中なので、タイミングをずらしがてらここで夕食にしようという事になり、海老名SAの2階にあるフードコートに行ったものの、ここでも家族連れで混雑していて空席が見当たらず、諦めかけた所にテーブル席が空いたので何とか確保。

全員一致で食券を買ったのは席からすぐ近くにあった「マーノ マッジョ グリル 海老名店」。

ここでMVさんと紅白R1さんがビフテキ丼、自分とR750さんはメガ唐揚げをそれぞれ注文。

この日はつくばのシズル感担当者が不在なので普通に撮影し、紅白R1さんが1階のコンビニで買って来てくれたノンアルビール&レモンティーで「お疲れ様~♪」と乾杯して食べました。

食事を終え、最後に駐輪場に戻って解散した時には21時。

今回のツーリングでは2ヵ所の風穴を巡り富士山の外側をぐるっと廻る旅になりましたが、結局まとまった雨に降られる事もなく、日曜のツーリングでもお盆休みの真っ只中だったので、のんびり帰路に就きました。


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